サブプライムローンに端を発した世界レベルでの金融危機を経て、グローバルの金融インダストリーは将来に向けた新しい枠組みを構築しつつあります。過去の教訓をもとに、既存の法制度や規制環境の見直しが行われていることと併せて、金融機関側もビジネスモデルの変革を見据えた持続可能なマーケットを創造し、業務を展開することを模索しています。
サブプライムローン問題から端を発し、リーマンショックを経て、日本を含む世界の証券業界、銀行業界は、再編の嵐に巻き込まれました。わが国では影響は比較的小さかったとはいえ、その後遺症からは完全に立ち直っているとはいえず、さらなる再編の波が押し寄せることも十分に予想されます。さらに政権交代が金融界に及ぼす影響も見逃すことができません。このような変革の時期こそ、業界のさまざまなニーズが高まり、私どものプロフェッショナルとしての経験と知識を役立てる機会が増加するものと考えています。
私どもあらた監査法人の銀行証券セクターは、監査を中心としたアシュアランス業務を担当するFSアシュアランス部、国際財務報告基準(IFRS)へのコンバージョン等の会計アドバイザリーサービスの提供を中心とするFRA(財務報告アドバイザリー部)、リスク管理、コンプライアンス管理およびBIS規制などのアドバイザリー業務を実施するRCS(リスク・コントロール・ソリューション部)の3部門で銀行証券業界にサービスを提供する体制を構築しています。これらの部門が、海外のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)銀行証券チームとのネットワークも活用し、グローバルのベストプラクティスも紹介しながら、プロフェッショナル集団として、金融機関のあらゆるニーズに応えられる付加価値の高いサービスを提供します。
日本の保険業界は、国内保険市場が伸び悩む中、損害保険業界の再編、大手生保の株式会社化、海外への進出など、ここ数年で大きな変化を見せておりますが、会計および経営管理面においても、IFRSの保険契約に関するフェーズ2の議論、ソルベンシーマージン比率の見直し、統合的リスク管理の必要性の高まり等、数多くの課題に直面しています。
私どもあらた監査法人の保険セクターは、日本で保険事業を行なっている保険会社全体の3分の1以上の保険会社に対して監査・保証業務を提供し、それ以外の保険会社に対しても多くのアドバイザリー業務を提供しており、保険に特化した専門家集団としては監査業界の最大手であると自負しております。海外においても、PwCは多くの大手保険会社を監査クライアントとするとともに、多くの保険会社に対して多岐にわたるアドバイザリーサービスを提供しています。
私どもは、クライアントとの関係を重視し、PwCのネットワークを十分に活かすことによって、蓄積した経験とノウハウを提供するとともに、保険分野におけるThought Leadershipの役割を果たすことにより、保険業界の発展に寄与していきたいと考えています。
わが国では、少子高齢化の進展、年金制度への不安、超低金利の長期化から貯蓄から投資へのシフトがさらに進むことが予想されますが、そのような環境の中で、投資資金を効率的かつ効果的に運用するため、資産運用サービスのさらなる発展が期待されています。
私どもあらた監査法人の資産運用セクターでは、株式や債券等の伝統的な証券から不動産やプライベートエクイティ等のオルタナティブ投資まで資産運用業界に精通したプロフェッショナルにより、投資信託(ファンド)、Jリート(不動産投資法人)、特定目的会社(TMK)、匿名組合(TK)、任意組合(NK)、投資事業有限責任組合等のSPC、資産運用会社(委託会社、投資顧問会社等)、信託銀行、証券会社等に対して、会計監査(金融商品取引法等による法定監査やその他の任意監査)、SAS70(SSAE16号、日本版SAS70を含む)検証業務、内部統制の評価および構築支援業務、各種アドバイス業務、GIPS(投資パフォーマンス基準の検証)など多岐にわたるサービスを提供しています。
私どもは、海外のPwCのネットワークを十分に活用することにより、グローバルのベストプラクティスを皆様に紹介する等の付加価値の高い業務を提供することによって資産運用業界の発展に寄与していきたいと考えております。
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