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変化の会計(Accounting for change ):金融混乱の中における透明性(銀行の2007年年次報告書の調査)

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)では、グローバル・バンク22行(注)の2007年末財務諸表を対象として、サブプライム問題で問題となった公正価値測定、ストラクチャードファイナンス業務、リスク管理の3点に関する開示に焦点をあてた調査レポートを作成しました。

(注)Bank of America, Bank of china, Barclays, BBVA, BNP Paribas, Citigroup, Commonwealth Bank of Australia, Credit Suisse, Danske Bank, DBS, Deutsche Bank, Dresdner Bank, HSBC, ING, JPMorgan Chase & Co, Lloyds TSB, Nordea, Rabobank, The Royal Bank of Scotland, Societe Generale, Standard Bank and UBS

2005年の欧州における国際財務報告基準(IFRS)適用開始は現代の財務報告に大きな衝撃を与えました。PwCでは、2006年調査「変革に対応する会計:銀行の2005年度年次報告書の調査報告書」において、IFRS適用開始が銀行による経営成果の報告方法に及ぼした変化の程度を概説しました。その後、金融市場でさまざまな事象が生じたために「銀行による報告書」は厳しく精査されてきました。

メディア、株主、アナリストは、会計基準適用をめぐる透明性と一貫性に関して詳細な説明を求め続けてきました。評価の方法論、観察不能なパラメーターの使用、ストラクチャードファイナンス業務に対する関与、銀行の財務リスク管理戦略の開示と市場による理解、のすべてに強い関心が集中しました。

過去1年間の信用市場の混乱により、現行の会計ならびに開示の枠組みの有効性に対し、多くの疑問が提起されました。これに対して、PwCでは、現行の報告手法がこの難しい環境下で財務報告の一貫性と透明性の維持について、どの程度有効性を発揮したかを明らかにする目的で調査を実施しました。

今回の調査は、規模、オペレーションの多様性、地理的広がりの異なるグローバルバンク22行の財務諸表を対象としています。これらの対象先には、SEC登録企業と非登録企業双方があるほか、米国会計基準(US GAAP)による財務諸表作成者も一部含まれています。調査では、市場混乱の直接的影響を最も強く受けたと考えられる以下の分野に焦点を当てました。

  • 公正価値測定と開示
  • ストラクチャードファイナンス業務に関する開示
  • リスク管理に関する開示