7月に欧州議会から公表された最新のOmnibus ⅡDirective(総括的Ⅱ指令)の草案により、いくつかの分野に対する明確化とさらなる協議が必要な分野が示されるとともに、ソルベンシーⅡ完全適用の一年延期がほぼ確実となったように思われます。
ソルベンシーⅡの適用期日のみならず、経過措置や2013年中の要件、そしてレベル2およびレベル3の制定といった多くの主要な技術的論点に関し明確化が求められていましたが、この草案により前向きな進展となりました。
しかしながら、現時点において、欧州議会の経済金融問題委員会の見解と欧州理事会の見解が示された2つの異なる文書が公のものとなっており、両者間において合意に達していない分野も多くあります。
本レポートでは、欧州議会の提案のうち、主要論点について明瞭かつ簡潔に説明するとともに、欧州理事会の提案との比較、さらに今後の動向や保険業界への影響について解説しています。