この1年、金融市場では史上前例のないようなことが起きており、プライベートエクイティは、資金調達への競争が激化した環境での事業展開を余儀なくされています。さらにはこの混乱は実体経済にも影響を及ぼし始めたことから、投資はさらに困難に見舞われることが予想されます。
この新しい環境の中で、プライベートエクイティ業界は長年そうしてきたように柔軟性をもって事態への対応をする必要があります。
われわれは、プライベートエクイティ業界が新しいフェーズに入り、プレーヤーはその変化に適用する必要があると確信しています。これからは長期的視点をもち、どのように価値を創造できるか、そしてそれをどのようにブランドに反映するかを考える必要があります。また事業を差別化するためにはどのように変化すべきかだけではなく、明日をどのように予測するかを実証しなくてはなりません。
この報告書は、ここ数カ月の間に世界がどれほど変化したのかをお見せできるよう巻末にデータを掲載しています。 2007年の世界投資と資金調達に関する包括データは、バイアウト投資にまだ活気があり、ハイテクとグロース投資の活動は2006年と同じ水準であったことを表しています。
2008年の秋には、プライベートエクイティの成長は以前のように当然のことと思われなくなるでしょう。PwC独自の経験および主要な業界プレーヤーとの会談をもとに、当報告書では、われわれがプライベートエクイティの将来を左右すると考える機会と挑戦について取り上げています。
本報告書では、以下について取り上げています。