国際財務報告基準(IFRS)の利用が世界的に広まるなか、アメリカの会計基準設定主体である財務会計基準審議会(FASB)と国際会計基準審議会(IASB)は、より質の高い会計基準の策定を目指して協力関係を深めており、2006年2月に公表し、その後アップデートされた覚書(Memorandum of Understanding)に基づき、両者の基準のコンバージェンスを進めています。その結果、この1年でFASBは公正価値や包括利益計算書に関する基準を改訂しています。
日本においても、日本におけるIFRS採用の動向や、日本の会計基準のIFRSへのコンバージェンスの議論などに関連して、アメリカの会計基準の動きが直接的または間接的に日本の会計基準に影響を与えており、その動向には多くの関心が寄せられています。こうした環境下にあって、アメリカの会計基準の動向を理解することは、今後のIFRSおよび日本の会計基準の動向を見極める上で重要となります。
本書は、2011年6月までに公表されたアメリカの会計基準を対象として取り扱っており、各項目の会計処理および開示内容のポイントを短時間で理解できるように説明しています。また、適宜、日本の会計基準およびIFRSとの比較も織り込んでいます。

東洋経済新報社
2011年11月発行
3,570円(税込)
392ページ/A5判