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ストレステスティング対応支援

今次金融危機は、従来リスク管理の主要手段であったVaR(Value at Risk)の限界を明確に示すと同時に、こうした限界を乗り越える手段として、ストレステスティングの有効な活用が非常に重要であることを改めて金融関係者に認識させました。また今次危機を踏まえて、国際機関や各国当局から出された多くの報告書(例えば、2009年5月にバーゼル委員会が出した「健全なストレス・テスト実務及びその監督のための諸原則」)も、ストレステスティングの重要性を強調しています。

その一方で、グローバルにビジネスを展開する大手金融機関を含め、多くの金融機関が「真に意味のある」ストレステスティングとは何か、これをどのようにすれば実行できるのかを模索しているのが現実です。この点は、2009年10月末に出されたシニア監督者グループの報告書(“Risk Management Lessons from the Global Banking Crisis of 2008”)でも、「多くの金融機関が、ストレステスティングの強化に注力しているものの、いまだほとんどの金融機関が、組織全体を見渡した頑健なストレステスティングを実行するには至っていない」と指摘しています。

あらた監査法人は、現在グローバルに展開されているストレステスティングにかかわる議論の先頭に立つ専門家や、国内のみならず世界経済が直面するリスクを多様な切り口から分析する専門家を多数擁し、今後金融機関に求められるストレステスティング態勢構築に対してさまざまな支援サービスを提供します。

ストレステスティング対応支援サービスの例

ストレステスティング実施態勢(全般)の整備支援

「明日の当局動向」や国内外金融機関の先進的プラクティスも踏まえたプライスウォーターハウスクーパース(PwC)の方法論に基づき、リスク管理上「真に意味のある」ストレステスティング実施態勢の整備を支援します。

業界や金融機関の規模・複雑性などに応じて、費用対効果の高い態勢整備を支援します。

ストレステスティング高度化ニーズの強さに応じて、ストレステスティングにおける永遠の悩みであるシナリオの「客観性」や「網羅性」、さらには「先見性」の確保のための態勢整備も支援します。

ストレステスティング実施態勢(全般)の整備支援

ストレスシナリオ作成の支援

今次金融危機は、ストレステスティングに求められるシナリオ作成の難易度を一層高めるものでもありました。

具体的には、(1)市場や金融機関が見逃していた、あるいは過小評価していたリスクが一大危機に転化するという意味での「通念の不安定性」、(2)グローバルなマクロ経済の不均衡が自ら直面する危機に転化するという意味での「グローバル性」や「波及性」、(3)異なる部署がテイクしている一見異なるリスクがさまざまな形で絡み合っているという意味での「連関性(相関)」、などの要素を考慮することが求められています。

あらた監査法人では、それぞれの金融機関が有しているリスクプロファイルや、直面している環境に応じた、さまざまなストレスシナリオの作成を支援します。

ストレステスティング対応支援サービスの例

ストレステスティング対応支援サービスの例
ストレステスティング実施態勢の支援サービス(一例)のイメージ図

ストレスシナリオ作成に必要な情報の定期的提供

頑強なストレステスティング態勢整備において、最も重要な要素の1つは、直面する外部環境に応じた機動的なリスクシナリオの作成です。

もっとも、言うは易く行うは難し。金融機関が直面するあらゆるリスクを、グローバルベースで常にモニタリングし、これを分析するためには、リスク管理者やエコノミストといった人材を相当数、常に確保することが必要となります。多くの金融機関にとって、ストレスシナリオ作成のためにこれだけの人材を確保することは、非常に難しいのが実情です。

あらた監査法人では、PwCのグローバルネットワークもフルに活用しながら、常時溢れるように流れ込む、内外当局の新たな規制情報、内外の金融システムの頑健性に関する情報、さらには内外のマクロ経済や金融市場におけるストレス情報などを、リスク管理部署でストレスシナリオとして迅速に活用できる形に直した上で、定期的に提供するサービスを行っています。

ストレステスティング実施態勢に関する内部監査支援

今次危機を踏まえた多くの報告書が強調しているように、ストレステスティングは、外部からの検証を経て初めて、VaRと並ぶリスク管理の一翼を担う存在になるといえます。そのためには、内部監査部署が、ストレステスティングの有効性を検証することが不可欠となります。

あらた監査法人では、金融機関の内部監査部門向けに対しても、内部監査プログラムの作成など、ストレステスティングに対する監査態勢整備に向けて支援します。